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アヤウイクライ

七分丈のカーディガンじゃあ寒くて。けれども、眠くて眠くて。ひざ掛けをかぶり、朝5時までサービスエリアで眠った。

日中は30℃まで気温があがる。Musume(4歳11ヶ月)は幼稚園で初めてのプール。園からバスで市民プール(屋内)へ行く。

幼稚園が始まり約1ヶ月。

泣く朝もまだある。けれども徐々に、確実に、明るさを取り戻している。

椅子取りゲームで負け続けた(?)話、給食を食べ終わるのが遅い話、たまに早いと周囲の子から驚かれる話。ソウイウコトも含め、明るく話してくれる。

出来たことを、可愛いと言われたことを、嬉しそうに話してくれる。

ようやく僕も背中あたりのチカラが抜けた。

時に。心地良い暮らしの継続と、変化することは、相反する。

どちらにどう重きを置くか。ソレを選択し、自身のバランスで、その両方を追い求めてゆくことは大切だ。と僕は思う。

Musumeは、不安と引き換えに大きな成長を手にした。僕ら親は、自分以外のモノの人生を左右する選択の、重さ、オコガマしさを感じながら、悩み、涙を流し、選択した。いずれ自分で選ぶようになる。

ソウシタコトに直面し、僕も自分自身の選択に、より意識的になった。

分かってはいたのだけれども。

危ういくらいが性に合う。
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カベレフト

2012年5月9日、火曜日。

レトロフトチトセ・ブックパサージュの奥のほう、壁で左と右に隔てられたソノ左側の空間をお借りする契約をした。

紙の写真の、液晶の光とは異なるタタズマイ。硬く、僕らより背の高い壁。眺める。訪れるであろう感覚。

思いを馳せ、そのまだ真ッサラ壁に、カベレフトと名付けた。

レトロフトチトセのカベレフト。

この壁で写真と向き合う。ソノコトが僕に、誰かに、君に、何をもたらすのかは知らない。けれども、始めた。

あとは、壁に注ぎます。
Posted by undoandy
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radio

土曜、日曜と、寝込んだ。

熱は相変わらず35.9度。

38度弱ある家族ふたりは、動いていて。買い物にも行きたかった。見たいモノもあった。けれども、仕方ない。僕は、眠り続けた。

ラジオを聴いた。

毎週楽しみなラジオがあるとか、流れる曲にドキをむねむねさせるとか、僕にはそんな過去は無いはずなのに懐かしさがこみ上げる。今、この街にもコノ番組を聴いている中高生が居るのだろうか。ソレを想像し、自分に置き換え膨らまし、また眠る。

新しい1日。

想像と事実。何時の日も、ソノ記憶が溢れていて。

新しいトゥエルヴマンス。

窓からカラスの親子を眺め、幼稚園バスを見送り、背丈以上に伸びたタケノコに驚き、歩く。

そして。

申し訳ないほどに清々しく。

山に咲く藤と、名も知らぬ海岸のことを思った。
Posted by undoandy
Category : 日記
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登園

月、火、水、木、金。これほど気を張り過ごす週は無かった。

登園1週目。

僕らには見えないところで小さなMusume(4歳10ヶ月)に、溢れるほどの新しい出来事が降り注ぐ。

変化に戸惑いながらも、自分なりに考え、先生を頼り、乗り越えてゆく様子を、Musumeの話から断片的に知る。

泣いた話を聞けば、幼稚園へ行きたくないと言われれば、息が詰まる。一緒に居るときも、離れているときも、気付けば浅い息をしている。一人のとき、深く息を吐く。

僕は、幼稚園どころか小学1年生になっても登校出来ない子だった。ずっと泣いていた。それを棚に上げ、Musumeを登園させる。

まだ2回、1週目の木曜と、2週目の火曜だけだけれど。号泣するMusumeが着替えを抵抗する感触が、妙に腕に残る。

奥にアル張り詰めた糸に障らぬよう気を使う。

ソウした中。歌った。粘土をした。紙芝居を観た。先生とスキップした。給食を食べれた。友達と手を握り踊れた。初めて友達と遊べた。1日に僅かでもソウした話があれば、嬉しい。救われる。

過ぎゆけば、大したことでなくなるだろう。笑い話になるだろう。

けれどもいま、懸命に向き合っている。
Posted by undoandy
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ドレス

一昨日の夕方、僕を出迎えるMusume(4歳9ヶ月)が、薄いピンク色のドレスに身を包んでいた。ピアノ発表会のときのモノだ。

夏にはもう着られなくなりそうだから今のうちにと。昨日の昼も家の中はドレスで過ごしたんだそう。

今朝は、来週の登園へ向けた家族内予行演習をした。幼稚園バスが来る時間までに朝ゴハン、着替え、その他もろもろの準備を済ませる。けれども今日は演習なので、Musumeは制服ではなくドレスを着て、僕を見送った。

イツクしむ時間というのはイツでも限られている。

人は、全てには関われない。ナニカを見るうちに、触れるうちに、ソレ以外は通りすぎてゆく。

だから、度が過ぎるなんてコトは無くて。

常識で測る目、利害関係に基づく評価、「大事なコト」を論ずる声。ソウイウモノに囚われず、チカラの限り、自分の愛しいモノへ注げばいい。

ソウすることは、関われないモノへの、通りすぎてゆくモノへの、これから出逢うモノたちへの、誠意ある態度なんじゃないだろうか。僕はソウ思う。

夏の発表会は、「ガラスのくつ」という曲を演奏することになったらしい。

次はシンデレラみたいな青いドレスを着て来てね。って先生が言ってた。ってMusumeが言ってた。って妻が言ってた。

桃色をまとい水色も想う。

未来を、過去を、現在を、しなやかに行き来する。

僕には難しい。

魔法のようだ。
Posted by undoandy
Category : 家族
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