ミルクレープ

僕はミルクレープを注文、Musume(10歳2ヶ月)はクリームパンを買った。

運良く空いたレジ前のカウンター席に座り、体を休める。

一口 食べてみる?

美味しい?でしょう。食べれたら全部食べてもいいよ。

うん。

二口目に行くその勢いを見て、これは完食すると確信した。ので、クリームパンもらうね。と、自分では決して買わなかったであろうクリームパンを食べた。思った以上にすかすかでカスタードクリーム少なめ。

こういう状況において湧くのは喜びで。そんなときに父親であることを実感する。

お盆に大荷物を抱えて原宿に居る。自分の存在、役割を、不思議に思う。

二学期から、一人で登校したい。初めは実家で母づてに聞いた。

もう10歳なんだよ?

平日に会えるタイミングはそこだけだから言いづらかったようだ。気を遣わせてしまった。ごめん。

小学校卒業までは朝の散歩を続けられる。根拠なくそう思い込んでいたからショックではある。けれどもあたりまえのことだ、理解はできた。

美味しいミルクレープを食べるよりも この日は僕の記憶に残るだろう。

大きな転換、新しい経験がありすぎるほどあった夏休み。だから、Musumeにとっては たぶんそんなに特別ということはなく、百、千、万と重なるクレープのうちの一枚。そういう出来事。きっとこの先 幾度となく味わうミルクレープの甘さに、溶けてゆくだろう。
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Category : 家族
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パチガツ27日

8回目のGOOD NEIGHBORS JAMBOREEに合わせて『パチガツ27日』という企画を行なう。

撮影開始の1週間前、ご参加くださる GNJ Crew サポーターの方々へ以下のメッセージを送らせてもらった。どなたが参加されているのかも知らないし、どんなふうにこの文が響いているのかもわからない。今日は8月16日。16枚目。みんなちゃんと撮ってくれてるのだろうか。

とにかく写真を楽しみにしている。

こんにちは。安藤アンディです。

この度は企画『パチガツ27日』にご参加くださり、ありがとうございます。

いよいよ 撮影を開始する 8月1日まで1週間ほどとなりました。今日は、撮影のきまり と この企画の趣旨、その他についてお伝えします。

まず、撮影のきまり についてです。
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1) 撮影には配布された27枚撮りの「写ルンです」を用いてください。
2) 8月1日〜8月27日まで、1日1枚の写真を撮影してください。
3) 各自でテーマもしくはルールを考え、日常も、ジャンボリー当日も、毎日それを思い描いて もしくは それに従って撮影をしてください。
4) 上記テーマ・ルールは口外せず、自分の胸にだけ仕舞っておいてください。
5) 撮り終えた「写ルンです」はこちらでまとめて現像をいたしますので、回収にご協力ください。
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次に 企画の趣旨についてです。
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たくさん撮って、いいのを選んで、説明文をつけて、シェアして、いいねをもらって、スクロールされてゆく。昨今、写真の あたりまえは 変わりつつあるように思います。

ともすれば同じように通りすぎてゆく季節。けれどもたぶん特別な2017年の夏。その光をどうやって捕まえてもらおう。

どうすれば参加された あなた自身にとって、また その近しい人たちにとって 大切な写真が残せるだろう。

思い巡らせました。そこで考えたのが上述の きまり です。

1日に1度きり、言葉で説明せず、共有をせず、胸に思い描いたものと 目の前の光景に、向き合い、シャッターを切る。

8月1日、8月2日、日常、日常、出会い、ジャンボリー、お別れ、日常、日常。

言葉と写真とをインスタントに吐き出してしまわず、募らせて、積もらせて、撮る。

パチリ、パチリと写す日を楽しんで。皆で眺める写真を楽しみにして。

すごした夏が強く刻まれたらいいなと。その先の日々や写真との向き合い方になにか変化があったりなかったりするのかなと。

なんかそういう感じのことを期待して行なう企画です。
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最後に補足です。
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・テーマもしくはルールは、たとえば物理的に青いものを撮るでも良いし、自分のなかにある言葉では表現できない感情にフォーカスしながらシャッターを切るでも良いし、大好きなあの人の笑顔を思い出して うっとりしながら撮るでも良いし、本当になんでも良いです。とにかく口外せぬよう注意してください。話したら魔法が解ける もしくは 呪いがかかる。そんなつもりで。

・1日に複数枚を撮ってしまわぬように、フィルムを巻くのは撮る直前にしてください。特に、写ルンですをよく使う方、撮ったらすぐに巻くクセがついていたりするのでご注意を。

・万が一 撮り忘れた日があったら、その翌日、どんなカレンダーでも良いので、その日付を撮影してください。最後はちゃんと8月27日になるように。

・テーマについてなど、相談があれば facebook メッセージ等で気軽にご相談ください。写真のワークショップみたいなものでもあるので。「安藤アンディ」で検索できるかと思います。
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以上、よろしくお願いいたします。
Posted by undoandy
Category : 日記
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WALK INN ROCK FESTIVAL! 2015

うるさいピクニック。

雲のかかった山頂を眺め、タープの下でごろごろしながらそう呟いた。

カレー、ジェラート、ホットドッグ、ポークチョップ、さぬきうどん、麻婆丼、おにぎり、フィナンシェなどなどを、ふたりでたくさん食べた。

雨にうたれ。裸足でシャボン玉を追いかけまくった。

たぶん、Musume(7歳10ヶ月)は出演者が誰だったとかは憶えてないでしょう?

けど、耳には残っているだろうから、いつかCDやYouTubeなんかで懐かしんでおくれ。

27枚撮りの写ルンですのネガがどこかにあると思う。探してみてちょうだい。

水たまりにじゃぶじゃぶ入りながら聴いたのは ぢゃんさんの歌で。

ダディと踊りまくったのは「テスラは泣かない。」

いつもの山登りもいいけど、これはこれで大変で。最高だったねえ。
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続・写真家

ところが最近は、写真を毎日見ている。繰り返し見ている。初めてお目に掛かる方々までもが、そう言ってくださるから。そうしたいろいろとは別の次元で、ああ、僕はコノ人にとって写真家であるのかも知れないな。と感じる。ということだ。

(2012-12-11「写真家」Cheap Memo)


と、2年前に書いている。

その2ヶ月後にラ・マシアの あきなちゃんから注文を頂く。あれが転機だった。市役所へ婚姻届を出しにゆくふたりを撮る。

それが引き金となり、お祝いごとを撮影させて頂くようになった。

作成するフォトブックはたぶん、長く、本人やご家族が眺めてくださる。未来、僕らの居ない世界でも大切にしてもらえるかも知れない。

撮影中も脳ミソのどこかでそういうことを考えている。

先々週末はMusume(7歳4ヶ月)の小学校での初・運動会を欠席して。先週末は阿蘇をぐるっと1周して。合計33本のフィルムに光を詰め込んだ。

最近思うのは。

出来上がる写真が大事なのはもちろんだけれども。誰かの幸せな日をあの茶色いてろてろした物質へ収める。その行為自体が、それを共にすることが、幸せだなということです。

おめかしをする。後部座席からふたりを眺める。喜ぶおばあちゃんと話す。はしゃぐ。食らう。ワインが光る。秋の風に吹かれる。ただいま、いってきますをたくさん聞いたであろう玄関に立つ。恩人に会う。胸が高鳴る。

写真を撮る。それが口実、きっかけとなり、また幸せな出来事が起こるということです。

か細い体が磨り減り、もうしばらくは撮りたくないと感じるほどに満たされる。

広く世間に認められる写真家、雑誌・広告等で活躍するカメラマンに対する憧れが無くなくはなくなくはない。けれどもこのカタチこそが、僕の特長を活かした、性に合った、撮り手としての在り方なのだろうなと、いまは思う。
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Category : 着想
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ホントウの顔

毎日見るのはカガミのなかの顔。僕らはソレと左右反対の顔を見ている。ホントウの顔は僕らの見ている顔なのだけれども、本人は逆のほうを長年眺めている。だから、本人にとってはそっちがホントウの顔。

カガミ越しに見つめ合うと不思議な気持ちになるのは、ホントウを見せ合うからなのではないだろうか。この春、それに気付かされ。以来、カガミの向こうがますます好きになった。

カガミ越しに写真を撮るときには、そのことを思う。
Posted by undoandy
Category : 着想
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