パチガツ27日

8回目のGOOD NEIGHBORS JAMBOREEに合わせて『パチガツ27日』という企画を行なう。

撮影開始の1週間前、ご参加くださる GNJ Crew サポーターの方々へ以下のメッセージを送らせてもらった。どなたが参加されているのかも知らないし、どんなふうにこの文が響いているのかもわからない。今日は8月16日。16枚目。みんなちゃんと撮ってくれてるのだろうか。

とにかく写真を楽しみにしている。

こんにちは。安藤アンディです。

この度は企画『パチガツ27日』にご参加くださり、ありがとうございます。

いよいよ 撮影を開始する 8月1日まで1週間ほどとなりました。今日は、撮影のきまり と この企画の趣旨、その他についてお伝えします。

まず、撮影のきまり についてです。
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1) 撮影には配布された27枚撮りの「写ルンです」を用いてください。
2) 8月1日〜8月27日まで、1日1枚の写真を撮影してください。
3) 各自でテーマもしくはルールを考え、日常も、ジャンボリー当日も、毎日それを思い描いて もしくは それに従って撮影をしてください。
4) 上記テーマ・ルールは口外せず、自分の胸にだけ仕舞っておいてください。
5) 撮り終えた「写ルンです」はこちらでまとめて現像をいたしますので、回収にご協力ください。
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次に 企画の趣旨についてです。
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たくさん撮って、いいのを選んで、説明文をつけて、シェアして、いいねをもらって、スクロールされてゆく。昨今、写真の あたりまえは 変わりつつあるように思います。

ともすれば同じように通りすぎてゆく季節。けれどもたぶん特別な2017年の夏。その光をどうやって捕まえてもらおう。

どうすれば参加された あなた自身にとって、また その近しい人たちにとって 大切な写真が残せるだろう。

思い巡らせました。そこで考えたのが上述の きまり です。

1日に1度きり、言葉で説明せず、共有をせず、胸に思い描いたものと 目の前の光景に、向き合い、シャッターを切る。

8月1日、8月2日、日常、日常、出会い、ジャンボリー、お別れ、日常、日常。

言葉と写真とをインスタントに吐き出してしまわず、募らせて、積もらせて、撮る。

パチリ、パチリと写す日を楽しんで。皆で眺める写真を楽しみにして。

すごした夏が強く刻まれたらいいなと。その先の日々や写真との向き合い方になにか変化があったりなかったりするのかなと。

なんかそういう感じのことを期待して行なう企画です。
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最後に補足です。
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・テーマもしくはルールは、たとえば物理的に青いものを撮るでも良いし、自分のなかにある言葉では表現できない感情にフォーカスしながらシャッターを切るでも良いし、大好きなあの人の笑顔を思い出して うっとりしながら撮るでも良いし、本当になんでも良いです。とにかく口外せぬよう注意してください。話したら魔法が解ける もしくは 呪いがかかる。そんなつもりで。

・1日に複数枚を撮ってしまわぬように、フィルムを巻くのは撮る直前にしてください。特に、写ルンですをよく使う方、撮ったらすぐに巻くクセがついていたりするのでご注意を。

・万が一 撮り忘れた日があったら、その翌日、どんなカレンダーでも良いので、その日付を撮影してください。最後はちゃんと8月27日になるように。

・テーマについてなど、相談があれば facebook メッセージ等で気軽にご相談ください。写真のワークショップみたいなものでもあるので。「安藤アンディ」で検索できるかと思います。
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以上、よろしくお願いいたします。
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日常

毎日、Musume(6歳10ヶ月)が前の晩に洗い、水につけておいてくれた玄米を食べる。

朝6時過ぎにはピアノの練習。それを布団のなかで聴く。もしくは気付かず眠っている。

帰宅するとすぐに明日の準備と宿題をして、図書館で借りた本に没頭するらしい。僕は出掛けていてまだその姿を見たことがない。

その本の話は登校する間に教えてもらう。

土曜日には、残り湯で上履きと白い運動靴を洗うことにしたのだそう。この前そのうしろ姿を眺めた。

今晩は、東京スカイツリーと源義経について読んであげた(義経が精鋭70騎を率いてスカイツリーを駆け下り背後から奇襲、まさか!と驚いた平家を討つ話。ではなくて、科学と伝記から一話ずつ)。この役割も妻が毎日しており、僕がすることは滅多にない。

夜に出掛け、朝に帰り。

たまに一緒に山へ登り。たまに写真を撮る。

そんなだけど。

ってところまで書いて眠ってしまって。

今朝はお風呂の中でピアノを聴いた。
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雨の夜

40歳の おっさんになっても。雨の夜、水たまりに信号の赤と青が混じるとセンチメンタルになる。

空虚な現実に何か積み重ねる。

湯船で意識を失う。

朝が来れば、手を繋いでMusume(6歳10ヶ月)と登校する。

1日1冊、図書館で借りた本の話を教えてもらいながら歩く。

門の前でお別れすると、校舎の向こうへ消えてゆくまでに4回くらい振り向くから手を振る。

僕のは溶けてしまうけど、彼女のはそうならないでほしいと思う。

高速ロードの藤が今年もきれいだった。

初めてハナミズキにカメラを向けた。

春の雨が車の屋根にあたるのを聞きながら、ただただ眠り、ただよっていられたらなって思う。けど、夜が明ける。

陽の光が東へふりそそぐと聞き、おめでとうと口が言う。
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いちじくとクリームチーズのパンを食べながら

もうすぐ卒園だね。霧島のパン屋へ向かう道で話した。

バスを降りても怖くて教室へ入れなかったこと。授業がわからず戸惑ったこと。朝の体育が苦手でツラかったこと。給食が食べれないものばかりだったこと。休み時間は教室の隅に座り一人で過ごしたこと。

入園してからの数週間はホントウに大変だったと、Musume(6歳8ヶ月)は笑って教えてくれた。

小学校へ行けば、また新しいことが待っている。

ずっと一緒に居られるわけではないから、せめてこんなふうに、後から笑い合えたらと思った。
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愛の前後

9年3ヶ月、何をするときにも外さずにいた指輪が痛くて、痛くて。

むくみってやつだろうか。

Musume(6歳5ヶ月)の厨子(ずし)に入れさせてもらった。

すべての物事に意味を感じる。世界に意味などない。ふたつの考えはどこか似ている。左手薬指の解放感を味わいながら思った。

旅先のレイトショーで「かぐや姫の物語」を観る。

猫毛が原因と思われるハナミズがピタリと止まる。街灯に照らされるハナミズキを見上げる。下弦の月が静かに浮かぶ。

赤、黄に色づく木々。クリスマスのイルミネーション。都会にしかないビル。天国のようなビックカメラ。

時間の前後、季節の移ろいが、どうでも良いと同時に愛しく思える。

飛ぶはずの飛行機が飛ばず、乗るはずのなかった飛行機で眠る。

陽がどこに居ようとも、月がまるく見える。

はーと落書小厨子
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