くまそ庵(鹿児島県鹿屋市)
土曜、鹿屋の「くまそ庵」にお呼ばれし、昼食を頂いた。
女将の桑山さんとは、2月に、鹿児島県職員とUIターン者との懇談会で知り合った。
東京で長年料亭の女将を務めていた彼女。親類が居るわけでもない土地での、新たな挑戦。周囲は皆引き止めたが、息子さんだけは賛成してくれたんだって。
行動する人の考えは、表立つ条件ばかりにとらわれていては、理解できない。ソコには、他の人にはまだ見えていないビジョンがあり、情熱がある。
「とにかく一度、あなたに見に来てほしいわ。」その約束を果たすため、妻とMusumeと3人で「くまそ庵」へ向かった。
鹿屋市の「野里」。住所が示すとおり、のどかな集落。彩り、空気、時間の流れ、桑山さんの情熱をくすぐった風景は、確かに素晴しかった。周囲を取り囲む山々、あぜみち、銀杏、桜、季節が移ろうと、僕が見たのとはまた違う、胸を打つような瞬間に出会えるらしい。
その日にしか出会えぬ風景。その時だったから出会えた人、出てきた会話。そういうものが溢れてる。
自家栽培、もしくは近隣のこだわりの生産者たちから仕入れた材料でもてなされる前菜、せいろ蒸し。
大工が割り、放置されていた壺に活けられた木花。
前の晩から漬けておいてくれたリンゴのワイン漬け。
生まれたばかりのヤギの話。
旅人と地元の婦人たちともお茶をした。
均一な年中無休のサービスとは異なる、ホンモノの「おもてなし」がソコにはあった。
いまはほとんど宣伝してないらしい。だから、「知る人ぞ知る」という状態。鹿児島の人も、鹿児島県外に居る人も、機会があれば、訪れてみてほしいな。食事だけでも、宿泊しても、どちらでも可。予約は必要なので、まずは電話。どうやって行こうかとか、お値段とか、その他もろもろは、そこで話そう。
かやの郷 くまそ庵
[住所] 〒893-0055 鹿児島県鹿屋市野里832
[電話] 0994-41-2229
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