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もう一度じっくり絵を見たい。画楽舎トレインで風の丘へあがりたい。
金曜の晩も飲み歩き朝帰り。土曜の晩もDEAR NIGHT 1stへ参加し、帰りみち道の駅たるみずで眠りこけ朝帰り。ランチ(初イーハトヴ)を終え、体力的なキツさは感じていたけど、8月最後の日曜日、僕らは、逃せばもう終わりな画楽舎展09へ向かった(2度目)。
到着は14時前、ホテルのロビーに入るとすぐに画楽舎トレイン発車の案内が流れる。
風の丘へ駆け上がる画楽舎トレインに乗りたい and 撮りたい。
これは僕が錫山ICまで車を走らせた最大の理由。
もし、トレインが風の丘へはあがれず、駐車場をぐるぐる2周するだけだとあらかじめ知っていたならば、僕のなかに国分から錦江高原ホテルまで行く気力は湧かなかったろう。
だから、トレインの到着を待つ玄関であごぱんさんが「なんかブレーキの調子が悪いらしいんですよねえ」って言ったとき、僕のなかにはガックリ感と情報を知らなくてヨカッタぜ感が、ガックリ感多目で渦巻いた。けど、思い返せば、ホントにこの情報を知らなくてヨカッタ(「情報通」は経験の機会を損なわせることがあるね)。
ヨッシャあ、画楽舎トレインに乗るぜーっ撮るぜーっ。
発車直前まで撮り続け、妻とMusume(2歳2ヶ月)の横へ乗り込むっ、はずだった。のに、いざ扉を開こうとしたら、ロックが固く、開かず、そうこうするうちに、トレインは静かに動きはじめた。ああああー。
夏の終わり、思いもよらぬ切なさが僕のカラダを駆けめぐる。
泣きながらトレインを追いかけ、先回りしては撮り、追い越しては撮り、汗かき走り、先回りしては撮り、追い越しては撮り。ソレモイマデハヨイオモイデデス。
その後、妙な爽快感を胸に絵を鑑賞。A以外すべての枠へパンダを押すという豪快なスタンプラリー(Musume押しまくり)を終え、カフェのカウンターで美味しいコーヒーを頂いた。
P.S.
添君、あごぱんさん、画楽舎の皆さま、錦江高原ホテルのスタッフの皆さま、ホントにいろいろな場面で優しく接してくださり、ありがとうございます。声を掛けてくださり嬉しかったです。
また今度、次は、晴れ渡った日にホテルを訪れ、お茶を飲み、風の丘にあがりたいなあと思います。
◆関連記事
・画楽舎展09
ふいにMusume(2歳2ヶ月)が妻のことをマミィと呼んだ。
いいなあ。パパもダディと呼んで。
ダディっ。
おおおーっ!めちゃめちゃカワイイーっ!もう1回呼んでみて?
ダディっ。
おおおーっ!
もう世間からHiromiGoかオマエはと陰口たたかれても構わない。外でもソウ呼んでくれと思った。
8月22日 土曜の朝、高速船に乗り甑島へ渡る。
はじめて渡る島。強い陽射し。暑さ。Musume(2歳2ヶ月)と二人きりの旅は、イツモとは異なる苦労を伴うだろう。行く僕にも、見送る妻の頭にも「修行」の文字が浮かんでいた。
串木野港へ着くまでのMusumeは、早起きだったためか、上機嫌とはいえない状態。
おかしを食べたり、船が動き出した瞬間などに波がおさまることもあったが、ソレ以外はグズりがち。朝一の船、眠る人たち、声をあげるMusume。里港へ着くまでの50分が長く感じられた。
到着。
船を降り、勝手のわからぬ僕たちは、ひとまず甑島館で関係者らしき人に案内所への道を尋ね、ソコを目指す。
強烈な陽射し。あまり元気の無いMusumeを抱っこしながら歩く。帰りの船は16時。これはあまり作品を見て回れないだろうな。少しだけ暗い考えがうかんでいた。大通りにKOSHIKI ART PROJECTの青い旗がはためいているのを見るまでは。
左腕にMusume、右手にカメラを抱えながら、シャッターを切りはじめる。
案内所へ到着。
僕らが訪れた瞬間、じゅんちゃん、リンちゃんの表情が変化する。それは一瞬のことだった。けど、それだけで来た甲斐あったなと思わされた。
11時発の観光バスを予約。今回の僕のイチバンの目的は、交流会12°でお話させてもらった大野君の絵を見ることだった。バスに乗れば彼の絵を見れる。嬉しい。
バス出発までは、小学6年生のアヤカちゃんが、応援隊のオリカちゃん、ナツキちゃん、口永良部島の彼、Musumeと僕を案内してくれることになった。ありがたかった。
案内所付近の作品を見てまわる。
お姉ちゃんたちが、手を繋いだり、抱っこしたり、可愛がってくれたりするものだから、Musumeは上機嫌。はしゃぐ。
地図には載ってない(?)、アヤカちゃんの作品を見せてもらう。
玄関に紙が敷かれた紙、ペットボトルで出来た器に、花が飾られている。
島に滞在する芸術家たちに触発され地元の小学生が作品をつくる。そうしたストーリーを抜きにしても、美しい作品だった。
庭先の花
お墓に供えられた色の濃い綺麗な草花。
民家に干されたイカ。
港の工事
甑島で開催されるアートイベントだからこそ目にできるモノたち。感じられる空気。
島の人が話してくれた。15歳の子たちが本土の高校へ進学するために島立ちする。高校・大学卒業後、約1割が島へ帰ってくる。
僕の横では2歳のMusumeがバナナをたべていた。
さまざま味わいながら、世界からも評価される芸術家の作品を鑑賞する。
パラモデル
大野智史の描く原生林
日帰りのため駆け足で巡った甑島は予想以上に多くをくれた。
暑かったし、Musumeを抱っこしながら写真撮るのは容易ではなかったけど、ホントに行ってヨカッタと思う。
来年も訪れることがデキルならば、ゆっくりゆっくりまわりたいな。お墓のお花を撮りまくりたい(そこかいっ)。
P.S.
みんなMusumeに優しくしてくれてありがとう。
5回目の結婚記念日を迎えた。
よく、5年先のvisionを持ちなさいって言われたり書かれてたりするよね。
結婚当初の脳ミソの状態を記憶してはいないのだけど、このブログを読み返すかぎり、僕は、5年後こうありたいという明確なvisionを持っていなかったように思う。
Musume(2歳2ヶ月)の誕生も、フリーランサーになることも、世の中がこんなふうになっていることも、鹿児島に在りながらこんなに愉快な人たちと関わりあえるだなんてことも、何もかも予期してなんかいなかった。ぼやあっとした願望みたいなモノはあったけれども。
とにかく、先のことがクリアに見えていたわけではないので、ただただ目の前で起きるコトへ丁寧に向き合おうとした。
心の動きをアンテナに、発見し、自らの脳ミソを疑い、妻へ報告し、語り、理解を深め、文章にして、写真にして、放ち、進む。ソノ繰り返し。
思いのほか素晴らしき場所へ来られたと感じている。
携わってくださった人たち、モノたちへ、感謝している。
これからも、辿り着くことを目標にはせず、立ち寄り、立ち寄り、思わぬところへ進んでゆきたい。
僕らのゆく場所を、僕らは知らないけど、僕らが知っている。
目の前のコトたちへちらちらと映し出されるソレを見つけ、笑いながら、共に歩んでゆきたいです。
これからもどうぞヨロシクお願い致します to 妻, Musume(2歳2ヶ月) and 皆さま。
朝夕の風が、陽射しは強いのに、涼しい。
まだ只中ではあるけれど、そろそろ夏があちらこちらで終わりを告げ始める。
今朝、妻が教えてくれた。
昨日、Musume(2歳2ヶ月)はイツモのように買うヨーグルトを自分で決めたんだそうな。けれども、選んだのはイツモとは違う大きなプレーンヨーグルト。
甘くないけどいいの?
いいの。
帰宅し、たべる。
すっぱいっ。
すっぱいけど、おいしい。すっぱいっ。
頑張ってたべた。けど、すっぱいからイツモほどは食べられず、妻へゆずる。
ママどうーぞ。コレ、おいしーじゃーんっ。ほらコレ、おいしーじゃーんっ。
自分はすっぱかったのに、妻へはそんな調子でオススメしてきて、その様子が可愛かったらしい。
その後、もう一度たべてみることに。
すっぱいっ。すっぱいけど、おいしい。すっぱいっ。
出掛ける準備をしながらだったし、正確には覚えてないんだけど、そういう話だった。
日曜の昼も、ワタシなんでもたべられるよという内容の宣言をし、ブレカフェでカボチャのスープをいただいてた。
家に居るときほど饒舌ではないけれど、見知らぬ人たちへも愛嬌を振りまくようになった。
只中にありながらも、あちらこちらで始まり、終わる。