雨の降る日、レトロ舞というお店で椅子を購入した。
Musume(5歳0ヶ月)と、小さなお店の中をぐるぐる回り。回っても選択肢は増えないのだけれども、回りながら考えて。代わり番こに何度か座り、意見も尋ね、決めた。ツイデに赤い宝石を買ってあげた。
ゆっくり座れる椅子。今、それをカベレフトに置いてある。
珈琲を飲んだり、読書をしたり、ぽけえっとしたり、写真を眺めたり。
誰かがそんなふうに過ごす場所を作っているのだなあ。そう思うと、いままでとはまた違った意欲が湧く。物が欲しくなったりもする。
急いで整えてしまいたい気持ちもある。けれども、向き合わず、借りてきた色で安易に塗りつぶしてしまうようなことはしたくない。けれども、スピードと勘と運命も大切にしたい。けれども。けれども、けれども。
そうして。目の前の壁と向き合うことが、ただ楽しい。
それが誰かの何かへ繋がるならば、嬉しいだろう。と、抽象的に、または具体的に、思う。